院長ブログBLOG

空気感染と飛沫感染

流行している病気は、ずっと同じです。やはりまだインフルエンザ、感染性胃腸炎、溶連菌という順番でした。 ずーっと同じ顔触れですね。 このまま何処まで行くのかしら?と思いますが、今、子供の病気は少ないので、あまり心配するほどではないと思います。 予防は手洗い、うがい、不要の外出は避ける、とこれも又全く同じです。

最近ヒマなので、医学書を読んでいたら、とても面白い事が書いてありました。 いつも、空気感染、とか飛沫感染とか言いますが、この二つの区別はいったいどうなっているのかと思っていました。 だって、空気に漂っている物を吸い込んで感染するのが、空気感染ですよね。 一方、飛沫感染は、咳やクシャミをすると、その細かいしぶきの中にウィルスや菌が居て、感染するんですよね。 どちらも似ています。

前から、明確な区別はどうなってるんだろうと思っていましたが、医学書に、はっきりと書いてありました。 この二つには、サイズの違いがあるのです。 5μ以下の物は、小さくて軽いので長い間空中に浮遊し、それを吸い込んで感染するし、空気の流れに乗って漂ったりするため、少し離れていても感染する、と書いてありました。まあ、光が差すと空中に漂っている埃が見える、あのイメージでしょうか。 回りを囲んでいる唾液や鼻水の水分がなくなっても平気なウィルスや菌、という事も大事でしょうから、乾燥に強いという事も条件の一つですね。 代表的な物として結核や麻疹と書いてありました、昔、菌とかウィルスという物が判らなかった江戸時代、麻疹は死んでしまうかもしれない重病で、家の外を通っただけで移ると恐れられていたのですが、あながちウソでも無かったんですね。

片方の飛沫感染は5μ以上、飛散する範囲は 1m 程度 と考えられると書いてありました。 つまり、近くでしゃべったり、一緒に遊んだりしていると移ると言う訳です。 しかし、人間はいつも、アーンと口を開いている訳ではありませんので、喉に直接病原体が飛び込む訳ではありません。、飛沫が付いた物、机とかオモチャとかを触って、その手を口に入れるので感染する事が多いと書いてありました。モチロン、オモチャをなめれば感染しますが、子供は案外、手を口に持って行く事が多いですね。 しょっちゅう消毒もできませんので、限度がありますが、いろんな所を触った手をなめない方がよさそうです。

 

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