院長ブログBLOG

今、話題の病気 MERS

最近、 MERS という病気が話題ですね。昔と違って、世界中の人々が行ったり来たり、動きが多い為病気もあっちからこっちと広がり、遠くの病気だからと言って、関係無い、と言ってもいられない世に中になりました。

MERS というのは ”中東呼吸器症候群” という病気で、中東諸国で、ヒトコブラクダから感染するようです。 平成24年に世界で初めて確認された病気です。新しい病気もまだまだあるんですね。

潜伏期は、2-14日 、(5日位が多い)  症状は熱や咳、下痢です。 普段健康でない方やお年寄りは、急性呼吸窮迫症候群、というややこしい名前の状態になり、重症化する事がありますので注意して下さいという事ですが、いつでもお年寄りは要注意ですね。どうすれば良いのかしらね。 要は危険な所に行かないって事でしょうかね。 でも、今回の韓国での感染の広がりは、病院で接触した人が主なので、お気の毒ですし、防げない感じです。そして、いつでも、病院で看護したスタッフが感染してしまいます。看護しないわけにはいきませんので困った事です。

そして、 どうしてヒトコブラクダだけが感染源で、フタコブラクダは大丈夫なのか、と疑問に思いましたが、どの情報にもヒトコブラクダと書いてあって、それ以上は記載されていません。 では、ヒトコブラクダへの感染源は何なのか、と言ってもそれも判りません。 韓国で最初に感染した方は、中東に行った方で、ラクダとの接触があったようですが、その方が入院した病院で接触した方が大勢隔離されているとニュースで言っていました。これらの方々もお気の毒ですね。 同じ病室に入院してきた方がこういう病気とは知る由もありません。 こういう事を院内感染と言って、病院では大変に警戒して注意しているのですが、何しろ病気の方が集まる場所なので難しい問題です。

私達にできる感染予防は、マスクをする、手を良く洗う、不要な外出を避ける、といつも同じです。そして、お子さんが不用意に動物に触らないよう気をつけましょうね。 動物は感染源になり易いですし、 特に病気の動物には、気を付けて下さい。そうかと言って、あまりにも注意ばかりでも味気無い生活になってしまいますし、難しいですね。先日、電車に乗ったら、つり革をハンカチでくるんで持っている方がいました。 気持ちは判りますが、大変そうです。 私の母からの教えは、お金はみんなが触って汚いから、食事の前に触らない事、触ったら手を洗う事でした。これって、外出して帰ったら手を洗うのと殆ど同じですが、一理あると思います。

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