院長ブログBLOG

RS ウイルス 

RS って聞いた事、ありますか? 私が若い頃は、 ”鼻かぜウィルス” とされていて、あまり重要視されていませんでした。 今でも、鼻水が出る ”鼻かぜ” の原因ウィルスである事には変わり無く、2歳までには、100%感染すると言われています。 しかし、その後、1歳以下のお子さんが、細気管支炎という、ゼーゼーと呼吸が苦しくなる気管支炎を起こす犯人と判ってきて、重要な意味を持つウィルスとなって来ました。 特に、保育園での感染が広がるので、問題ですね。 今年は、9月から結構流行っています。 赤ちゃんが、鼻を垂らし、その後ゼーゼと呼吸するようになったら気を付けて下さい。

でも、6-7割のお子さんは、風邪症状だけで治りますので、あまり恐れる事はありません。  鼻かぜをひいたような感じになってから、3-4日してゼーゼーと呼吸をするようになったら要注意です。 呼吸が苦しくて、ご飯が食べられ無い、(オッパイが飲めない) 眠れない、というような日常生活に問題が生じた場合は入院が必要と思われます。

現在、 RS ウィルスの診断は、鼻水を綿棒に取って検査薬に浸すと、10-15分位で反応が出る方法が有り割合簡単なんですが、、全てのお子さんに検査をする訳ではありません。保険で出来るのは、1歳以下というのが条件なんですが、1歳を超えていても保険でできるようにして欲しいですね。これは、経済的な話で、保険が使えなくても、必要な場合は検査をしますから、安心してくださいね。でも医学的に必要な場合ですよ。それから、ワクチンもありますが、まだ上手く行きませんので、実用化はもう少し先なようです。

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