溶連菌、というととても難しそうなんですけど、菌の名前ですから仕方がないですね。本当は溶血連鎖状球菌というややこしい名前です。
血液を入れた培養基に生やすと回りの赤血球を溶かすので溶血、連鎖というのは鎖がつながっているように連なって増えていくという意味です。 球菌というのは丸いという意味です。 昔、このように命名されました。 この中にも種類はあるのですが A群 というのが子供の間で時々流行します。
これに罹ると、熱、のどの痛み、扁桃腺の腫れなどが起こりますが、なんといっても特徴は喉が真っ赤になる事で、慣れれば一目で疑わしいとわかります。(あまりに初期だと無理ですが) 簡単なチェックでこの菌だと判定できるようになりました。 抗生物質が効きますので治療は問題ありません。
世界中の小児科専門医で協議された結果、抗生物質を10日飲むのが良いとなっていましたが、最近、10日は長い、5日または7日で良いという意見の研究者も出てきました。
また、抗生物質の種類によっても、5日の物、10日の物と差もあります。 絶対的な物ではありません。一応、抗生物質の種類によって5日または10日、という所でしょうか。