川崎市では、溶連菌が増えてきました。 私の所にも、かなり患者さんが見えます。 慣れてくると、一目見て、溶連菌らしいという特殊な赤い炎症の喉をしています。 そこで、綿棒でその辺りをコチョコチョと擦って、綿棒の先に菌を付け、検査をします。凡そ、10分位で、反応をみますが、問題は、綿棒の先にある程度の菌が付かないと陰性になってしまうということですね。 しっかり、たくさんの菌を付けようとすると、オエっとなって吐きそうになるので、ちょうどよくと思うのですが、難しい時もあります。 患者さんが小さくて、口を開けていられなかったりすると、ますますうまくいきませんし。
もっと詳しく、しっかり検査する時は、喉にいる全ての菌を検出する検査をしますが、これは3-4日かかるのが難点で、待っていられない場合は、もう抗生剤をのんでもらいます。
溶連菌でなくても、飲んで害はありませんので大丈夫ですが、溶連菌が検出された場合は、10日飲む抗生剤と、一週間飲む抗生剤と2種類あります。 学会では、この10日、または7日というのが長すぎるという意見もありますが、まだ世界的にこの方法が主流ですね。