院長ブログBLOG

先週の病気

川崎市の子供の先週の病気は、1.インフルエンザ 2.感染性胃腸炎 3. 溶連菌感染症 で、その前の週と変わらない順位ですが、この上位3種は、略例年並みの患者さんの数で、まあ落ち着いて来ています。インフルエンザは、ここに来て B型がやや多くなって来ましたね。 今年は、最初から A,B 一緒に流行って驚きましたが、いろんな事が変わって来ているので、こういう年もあるのでしょう。

相変わらず、少し熱が出ると、インフルエンザの検査して、という方も多いのですが、インフルエンザの患者さん全員が陽性になるのではない、と判って下さい。 検査のキットと言うものを作っている会社は、98%陽性になると言っていますが、良いトコ 70% という説もあり、様々です。正確な診断は、ウィルスの分離、同定、又は PCR というウィルスの遺伝子検査ですが、そんな事はふつうはできませんし、何日もかかりますので実際的でないですね。注意すべきは、今、至る処で実施されている迅速キットに依る検査が陰性でも、インフルエンザではありません、という証明にはならない事です。 残念ながら、陰性でも、可能性は否定できませんので、症状と周りの流行状況等を考慮して決めるべき、とされています。それにしても、小児科は、インフルエンザに振り回されるので、これを改善する良い方法は無いかしら、と考えています。

  1. 大赤字だね

  2. 今年は喘息の方、ちょっと気を付けて

  3. お米の話

  4. 働き方改革

  5. 求む名案

  6. 医師が少ない地方

  7. 医師の偏在

  8. ネズミ対策

  9. ネズミの話

  10. 卵、値下げだって

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