院長ブログBLOG

先週は、新顔が、、、

川崎市の子供の病気は、感染性胃腸炎、溶連菌、 突発性発疹 が多かったです。 突発性発疹がここに出るのは珍しいですね。 あまり何回も無い事です。 私の処も少し多かったのですが、まさか、第3位とは思いませんでしたね。この病気は、赤ちゃんが主で、何日か高熱が出ますので、原因は何だろう? と心配するママやパパが多いのですが、高熱で気がもめてる最中はなかなか診断が決まりません。「突発性発疹の可能性がありますね」という程度で、確定には至らないんですよ。 特徴は、高熱の割に元気が良くて案外平気な事ですね。でも只それだけでは、医学的な診断ではありませんので決定は出来ません。それから、喉に特殊な斑点が出る事があるんですが、これも必発というわけには行きませんので、どうも決め手に欠けるんです。でも、私達から見ると、元気があって、あまり心配するレベルでなくても、パパやママは心配ですよね。1歳以下の赤ちゃんが多いので、余計に心配ですね。いくらこちらが、まだ心配するような段階ではありません、と言っても心配しない訳にはいかないですよね。 私が「心配するような段階」というのは、重症という意味なので、ちょっとニュアンスが違うかもしれませんけどね。高熱が下がって、発疹が出ると、診断も決まり、ヤレヤレという事になります。昔は、この原因ウィルスは1種類と思われていたんですが、2種類あると判りました。

昔、医局で、上の先生方が、突発性発疹に2回かかるか? と議論していたのを思い出します。2回感染するケースがあると言っていた先生が正しかったんですね。 私は、経過の途中で ”突発性発疹の可能性がある” と考えても言わなかったりします。 もし言うと、”突発性発疹と言われたのに違った” と感じる方がいるようですので誤解を避ける為です。医学的な診断と、可能性とは違うんですが、病名を言って可能性がある、と話すと、診断が決まったようにその病名だけが印象に残るようですので注意しています。00の可能性、と言うか、00です、 と言うかでちょっと違うんですが。

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