院長ブログBLOG

心の続き

さて、この問題は、とても重大で研究会に出たから直ぐにどうこうなんて甘く無いのですが、少しは役に立てばと思いますので、もう少しここに書いてみますね。 心は目に見えないので、上手く捉える事が難しいです。他の症状でも目に見えない物はありますが、検査したり、測ったりできますよね。 心は、目にも見えませんし、測る事もできません。カウンセリングという方法がありますが、なかなか難しいです。それと、近くに適切な小児のカンセリングをやっている施設が無いので、遠くまで行かなければなりません。 何処か近くでやってくれると良いと思っているんですが、直ぐに出来るような事では無いようですよ。熟練したカウンセラーが必要ですし、特に心の治療には相性もあるように思います。 普通の病気の診療でも、私達医師やナースとお子さん、ママやパパとの相性の問題はありますが、心の場合は特に影響力が大きいようですね。

私達小児科医はお子さんの心の問題を考える時、必ず、他の病気、器質的疾患、と言うのですが、そのような病気の為にいろんな症状が出ている可能性も考えます。そういう病気が無いのに心の問題から症状が出ていると判ると、”心身症” と言うのですが、これには、「心理社会的要因」が関与している、と言われています。でもね、心理社会的因要因、つまり問題、を抱えていない人間や家庭って殆ど無いでしょう? ここが難しい処です。どの程度を問題と言うのか、どの程度で病気を誘発するのか、これは ケースバイケース でそのお子さんの、(その人の) 許容量も関係がありますよね。 そこである程度は心の発達を促さないといけない、と思うのです。ちょっとした事で直ぐへこたれていては、生きて行くのが困難だからね。 めちゃくちゃな事に耐えるのはバカげていますが、ほんの僅かな小さな事は、子供なりに解決できるようになって欲しいと思いますけど、どうでしょうか。モチロン、いじめのような重大な事は大人も一緒になって解決しなければなりませんね。お子さんが、年齢相当の心の発達をするように周りの人間、特に親は、お子さんに教え、見守り、心の発達にも気を配るのが大切だと思います。

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