小児科では、歯についてはあまり診ないで、歯科に行って貰う事が多いのですが、小児科医の常識として歯の話を聞いて来て、とても面白かったですよ。
まず、産まれた時から歯が生えている事があるって知ってましたか? 私達はこれは知っています。 「魔歯」って言うんですよ。 産まれたばかりの赤ちゃんのオッパイからお乳が出る事が有って、これはママの女性ホルモンの影響なんですけど、「魔乳」って言うんです。昔だから、ホルモンなんてわからないし、不思議な事は全部悪魔の仕業だと思ったのかねー。何の弊害も無いんですけどね。
さあ、ここで、「乳歯」って何故生えるかご存じですか? 私もこれは漠然と思っていただけで、詳しくは知りませんでした。 だって、どうせ抜けるんだものね。 要らないという意見もありそうです。 小さくて、噛むのにもあまり役立たない感じですしね。 しかし、これは絶対に必要なんだそうです。 人間にとって、噛むってとても重要で、老人も噛めなくなると呆けちゃうそうですしね。これから少し子供の歯のお話しを書きますが、内容が濃いので、数回に分けるつもりですが良かったら読んで下さい。 為になると思います。