一昨日行った学会で、お友達の先生から、この間報道されたボツリヌス菌のお話しが出ました。それは最初に診た先生が、知っている方だったからなんです。
ボツリヌス菌は、食物(ハチミツが多い)に含まれていて、芽胞という物で守られているので、熱でも死なないんですよ。 1986年以来、都で判っているケースは30例以上ありますが、 亡くなった方は始めてという事でした。 この菌は、腸で毒素をだすので、神経の麻痺が起き、便秘、 ミルクを飲みずらくなる、泣き声が弱くなる、呼吸が出来なくなる、等の症状が出ます。そこで1歳以下の赤ちゃんにはハチミツはあげないようにとなっています。それでは、どうして1歳以下ではダメでそれ以上は良いのか、と疑問に思いますよね。 それは、腸内細菌叢という腸の中の細菌の分布が違うからなんだそうです。 やはり1歳以下は要注意ですね。 いろんな条件が、1歳以下と以上では違うんですね。