この長い名前のウィルスは、最近、と言っても2001年に見付かったウィルスです。最初、学会で聞いて 「変な名前!」と思ったのですが、その命名の理由は小児科の本にも書いてないので知らないんです。 でも、名前から考えて、ヒト以外に感染する種類もあるんでしょうね。 例えば、トリニューモ とか、ブタニューモ とかね。 症状もウィルスの性質も、有名になった RS と近い感じですが、感染するお子さんが、RS より少し大きいです。 RS は圧倒的に赤ちゃんが要注意ですが、こちらは 1-3歳位でしょうか。 症状はそっくりで、咳、 熱、 鼻水 等で、たまたま体調が悪く、免疫が弱っている時に感染すると酷くなりやすいのですが、これはどんな病気でも同じですね。 流行時期も、 RS はちょっと寒い時というイメージですが、こちらは、3月から初夏となっています。 つまり、只今正に流行時期ですね。 風邪症状の折には念頭に置きますが、特別の治療が有りませんので、酷い時だけ検査を考えますね。 そして、問題になるのは、保育園です。 何時から行って良いか決まりはありませんが、常識的に、熱が下がり、体調が安定すれば可能と思われますね。