この方は、渋沢栄一という人です。明治時代に活躍した実業家でしょうか。 日本の資本主義の父と書いてありました。私の記憶では、田園調布を開発した人なんですけど、違っていたら済みません。 さて、この方は、明治37年にインフルエンザに罹り、昔ですから中耳炎、肺炎等になって、死を覚悟したとの事です。 そこに、高木兼弘 という偉い先生が、「絶対治す」と言って悲観論を退け、治したそうで、「先生の明晰を感謝」 と言ったそうですよ。この高木という偉い先生は、その後の慈恵医大を作った人です。 有名な「病気を見ずして人を見よ」 という言葉がありますね。今でも 「高木記念講堂」 と言う物があります。
その当時は、インフルエンザで大勢の方が亡くなったんですよ。 1918年の新型インフルは(今では古型ですが)スペイン風邪と言われて恐れられ、世界で 3000万人がなくなったと言われています。 しかも、殆どの方が65歳以下で、平均寿命が10年短くなった程の影響が出たとの事ですよ。 大変でした。