これは結核菌です。現代でも未だ結核は存在し、結構患者さんがいるという話を専門家がTV でしていました。私達もいろんな研修会で言われています。 そして、小さなお子さんの重症結核を予防する為 BCG をしています。 結核は、貧しい国に多く、今でも発展途上国では患者さんが大勢出ていますし、人の移動と共に広がるので油断できません。 その結核菌の中で、薬剤が効かない物が出ていて、問題になっていますね。今でもワクチンとしては、 BCG のみですから、生後5-8か月で BCG を打って下さい。 昔のように ツ反 をしないでいきなり BCG をやるようになりました。
私の母は、大正生まれでしたが、紡績工場に働きに行った同級生の女の子が結核で亡くなったと話していました。 高温、多湿の工場での仕事、集団生活、と感染が広がり易い条件が揃い、結核が蔓延し易かったんだと思います。元気で出て行った同級生が数年して帰って来ると、青い顔して咳をし、やがて結核で亡くなった事を、無理をして働いたんだろう言い悲しそうでした。 日本もそういう時代があったんですね。