今日は、天気が良く無いけど、日曜日は良い天気でしたね。 気持ちの良い日でしたが、会があって、東京医大へ行きました。 今年は、東京医大が当番みたいですが、行きやすいので、助かります。
いろんな話が出ましたけど、良い事を聞きました。
「2つ叱って3つ褒め、5つ教えて良き人にせよ」 という言葉です。
こんなに、子育てのコツを端的に表している言葉は無いと思いましたね。 最近、”褒めて育てる” というのが、流行りのようですが、これは、褒めれば良いって意味では無いと思いますよ。診察室の中でも、アッと言う間にウロウロ、危険な物は触るし、人の迷惑にはなるし、診察の邪魔になっても 親は知らん顔、これでも褒めるのかねー。 ワクチンを受ける場合、学童になっても泣いて騒いで大立回り、3人がかりでやっとという有様でも、”良く頑張ったね” とか ”頑張った、頑張った” という親が多いのは疑問に思います。これでは子供を褒め殺しにしているのではないか、と思うのですが。昔に比べて、子供に優しくなったのは良い事ですが、叱るべき時には叱る、褒めるべき時には褒めるのが正しいのではないでしょうか?
又、何より大切な事は、教えるという事ではないでしょうか。 そこで、叱るのは2つ、褒めるのは3つ、教えるのは5つ、と なっているんじゃないでしょうか?
他人の育児にまで口出しするな、って考えもあるかと思いますが、そう言わないで下さいね。小児科は、そういう事も範囲に入っているんです。 人によって、”良き人” の意味も違うし、おおきなお世話でもあるでしょうが、この言葉はヨーク味わって考えてみる値打ちがあるように思いますが、如何でしょうか。